YKKAP社の展示モデルハウス【前沢パッシヴハウス】を見学しました。設計は神奈川県にあるKEY ARCHITECTS代表の森みわ氏です。
森氏はパッシヴハウスジャパンの代表理事も務められており、パッシヴハウスの普及に尽力されている方です。ただ、パッシヴハウスに対して、日本では優遇金利や税の軽減、補助金の制度がないのが残念です。ドイツは住宅、自動車、工業製品等の環境・安全基準が厳しく整備されているように思いますが、価値観の違いか日本は環境・安全基準に対する制度がまだまだ未熟です。
日本でパッシヴハウスを普及させるために不可欠なのは価格と認知だと思います。日本の平均年収や費用対効果の観点から、パッシヴハウスを選択することに躊躇するのが現実です。優遇金利、軽減税率、補助金制度もない状態では尚更ではありますが、パッシヴハウスが優れた断熱性能を保持し、環境的にも健康面でも優れた住宅であることは明らかです。特に寒い北陸、東北、北海道においては、ヒートショック現象で家の中で死亡される確率が高く、安全面・健康面で対策が必要なのも事実です。対策としては断熱性能の向上ですが、YKKAP社の「樹脂窓」は重要なマテリアルであると言えます。
断熱性に優れた住宅を希望される方には、YKKAP社の「樹脂窓」を推奨致します。