【House H】の建築契約をいたしました。
住宅模型ではファサードに開口部が設けられていますが、西日を遮断するために開口部が一切無い、静かで有機的な表情とし、
美術館のような存在感ある住宅となります。リビングは吹抜けとし、東側と南側から光をたっぷりと取り入れ、
外観からは想像しにくい明るく開放的な空間を設計します。
玄関アプローチの階段は間接照明とし、さりげない色気を感じるよう施します。
オーナーの強い要望と限られた敷地面積と建築面積の条件下で、
基本的に1階のみで生活できるほど様々な空間が充実しており、お引渡ししてからしばらくの間は、家族は寄り添い1階で過ごし、
2階は将来お子様達が使用する空間となります。
建築設計を行い常日頃感じているのですが、この作品を通して改めて強く感じたこと。
時に「建築は人を映す」ということ。
この作品は冷静沈着な佇まいと優しく温かみのある居住空間を持ち合わせ、
冷静と情熱の感情的雰囲気を秘めた、オーナーの人柄を映したような作品となっていると感じています。
【House H】の着工予定は11月、来年の4月完成予定です。
感情のある生き物のような建築で生ある建築を設計し、オーナーを映し、オーナーのご家族に尽くす建築といたします。